ブルーシード
〜奇稲田秘録伝〜

高田裕三作品再び。
ブルーシード 〜奇稲田秘録伝〜です。
ジャンルは一応RPGよ。
最初からアニメ化前提でマンガも開始されたみたいだな。
その時からゲーム化も決まってたようで、メディアミックス展開ってのを狙ってたんだな。
なんにしても、高田裕三ファンの兄貴が見逃すわけが無かった訳よね。
アニメそのままのオープニングで気分を盛り上げたら、ゲーム開始だ!
ゲームもアニメ仕立ての1話毎にタイトルがハイル形式だぞ!
まずは、主人公の藤宮紅葉ちゃんのモノローグでストーリー解説よ。
藤宮の一族は、代々荒神と呼ばれる怪物たちを、人柱になることで封じてきたんだ。
使うと敵が即死の、シューティングのボムみたいなもんだな。
けど、荒神たちが人柱能力を封じる方法を発見。
その方法で、さっさと紅葉を殺しちゃおうって事で、一気に襲い掛かってきたのでした。
そんな紅葉を守ったのが、以前から荒神の研究をしていた「国土管理室」のメンバー。
そして、荒神の力を植え付けられた人間、「草薙護」。
荒神は人柱能力を封じる方法を発見する以前に、彼を人間界に送って人柱として藤宮の力が使われないようにしてたのよ。
その命令に反発し、一時期は紅葉を殺そうとした草薙。
しかし逆に紅葉に命を救われ、荒神の命令ではなく、自分の意思で紅葉を守るようになったんだ。
と言ったような事を、アニメを見て理解してたら、すんなりゲームに入って行けるわね。
すいません、もう着いて行けないんすけど・・・
キャラゲーの宿命よね。
しかも、アニメの後の話だから、そっちを見てるのが前提みたいな作りになっちゃってるわね。
ベースは日本の神話。
妖怪を植物寄生による異形の生物と捕らえた世界観が面白いな。
知らない人が買うと戸惑うだろうが、マニュアル読んで対応するしかないかな。
ゲーム冒頭では、皆のアンケートを集めるっていう事で、キャラ紹介があるから、ここで脇役の人も覚えてあげてね。
松平さんは、バイオ技術の専門家。
大人しそうだけど、キレると怖い人だぞ。
八重樫くんは、情報処理とコンピューターの専門化。
と見せかけてただのオタクという、兄貴みたいな人ね。
ほっとけ・・・
コッチは戦闘担当。
元陸自の沢口さんです。
脳みそ筋肉系ね。
こちらは、皆のまとめ役。
完璧人間のお堅い女性のようだが、趣味はぬいぐるみ集めという可愛い所もあるぞ。
こちらはアメリカ帰りの式神使いと言う、対内随一のイロモノキャラ、山咲桜。
片言日本語がイロモノ度をアップしてるわよ。
この個性派集団をまとめるのが、室長の国木田さんだ。
そして、ゲームオリジナルの存在にして、このゲームの方向性を歪めてしまった存在。
それがこのパンツ刑事よ!
パン・・・・
なんですか?
パンツ刑事よ!!
パンツを集めるのを生きがいとする、刑事!!
それがパンツ刑事よ!!
各地に落ちてるパンツを集めて、このパンツ刑事にあげると、協力攻撃の方法を教えてくれるんだが・・・
なんでパンツなんですか?
何でと言われても困るわね・・・
どういう方針なのか知らないけど、ゲーム全般がパンツ一押しなのよね〜
キャラ紹介が終わればストーリー開始だ。
静岡県に怪しい生き物が出現したらしいぞ。
調査隊のメンバーは、紅葉・小梅・松平の3人。
メンバーは時々変わるけど、3人で行動するのが基本よ。
まずは静岡駅で情報収集だ。
体力回復アイテムも手に入るぞ。
さらに、柱を調べるとコアラさんパンツも手に入るわよ〜
パンツって、駅で拾えるんすか!!
茶畑でも拾えるわよ〜
どうして・・・・
情報とアイテムの収拾が済んだら、怪物が出ると言う洞窟へ突入だ!
敵と遭遇すればバトルなのは、RPGの必然。
戦闘はカードバトルよ!!
キャラの右にある青いゲージが、一度にカードを使用できる枚数。
攻撃や防御、能力のアップ、敵の能力ダウンなんかを、考えて上手に戦ってくれ。
攻撃を一度に沢山使えば強力な攻撃。
逆に敵がそういう攻撃をしそうな時は、防御を固めるのも手ね。
洞窟の奥に辿り着くと、荒神に捕らわれた女の子が!
救出のために戦闘開始だ!!
ボス戦でも、要領は一緒よ。
ザコよりも強い分、ちょっと考える必要はあるわね〜
最初に手元に来るカードを選択しておく事も出来るぞ。
これで相手に合わせて戦略を立てるのもいいな。
戦闘中はアニメーションが表示されて盛り上げるわよ。
こんなシーンも合って、兄貴もウハウハね!!
またパンツ・・・・
ウハウハじゃないって・・・
なんとか荒神を倒したけど、捕まってた女の子の様子がおかしい!
紅葉に襲い掛かってきたわよ!
そこに現れたのが、草薙!
紅葉の守護者は、いつでもどこかで見守ってるんだ!!
松平さんは少女を連れて帰るので、メンバーは草薙が交代で参加よ。
戦力は増強だな。
体力回復したら、奥に進もう。
ボスが待ってるぞ!
ここまで幾つか戦闘をしてるけど、実はそれは経験値とかにはなってないの。
戦闘によるレベルアップってのが無いシステムなのよね。
RPGっぽさが減る所ではあるけど、カードバトルのバランスが崩れないのはいい所なのかもな。
経験値稼ぎのための戦闘を繰り返さないで済むって事もあるわね。
どんな敵も、自分の作戦次第で倒せるぞ!!
ここのボスも強敵だが、よく考えて戦ってくれ!!
ボスを倒して部屋を調べると、蓋が開いた怪しい棺があるのでした・・・
果たして、この棺の中身は一体・・・
と言った所で、第一話終了っと。
こんな感じで、アニメの雰囲気そのままにゲームが進むのよね。
移動なんかのシステムはRPGっぽいけど、カードバトルや、レベルアップの無いシステムは、純粋なRPGって感じじゃないよな。
カードバトルには慣れが居るけど、展開はさくさく進むから、気楽に楽しめるわね。
ただ、やたらとパンツパンツ出てくるのが好き嫌い分かれるよな。
あれのせいで、イロモノゲーム扱いされるはめに・・・
わざわざ18歳以上推奨タイトルにしてまで、パンツ一押しにしたのはどういう方針だったのかしらねぇ。
やっぱり、そういう方が売れるんすかね?
これに対して、良かったって意見は聞いた事ないんだけど・・・・
ボクも、どうかな〜と思います
俺でもそう思うけどな。
ゲームの出来もストーリーも悪くないのに、この部分だけでユーザーを減らす必要ないだろうに・・・
まぁ、アニメファンの人なら、一度遊んでみて下さ〜い。
パンツ要素が嫌なら、避けて通れますので。


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